時代が追いつかない・・・白日夢

アルバムは売れるけれどヒット曲が出ない。
いくらいい曲をリリースしても、なかなかヒットに結びつかない。
このような状況が比較的長く続きました。

1977年5月   潮風にちぎれて 31位
1977年11月  遠い旅路 38位
1978年3月   ハルジョオン・ヒメジョオン 80位
1978年7月   入江の午後3時 88位
1978年10月  埠頭を渡る風 71位
1979年6月   帰愁 89位
1980年3月   ESPER 77位
1980年5月   白日夢・DAY DREAM 44位
1980年8月   星のルージュリアン 46位

確かに、シングルにするには弱い曲もありますが
たとえば「埠頭を渡る風」などは大ヒットしてもいいような曲です。

さて、1980年になると、ユーミンもシングルに力を入れだします。
3曲も出しているのですねこの年。
いずれもヒット性を意識していますし、アルバムからのシングルカットでもありません。
シングル用として書かれた曲です。
(ESPERは後にアレンジを変えて「リインカーネーション」に収められました。)

プロモーションが不足していたのか?
そんなことはありません。

「ESPER」はともかく、「白日夢」はテレビ番組とのタイアップです。
当時、朝の情報番組に「おはよう720(セブンツーオー)」がありました。
この番組の中のコーナーに「キャラバン2」というのがあり、世界を周りその土地の文化や風土を紹介していました。このコーナーのテーマソングだったのが、かの有名な「ビューティフルサンデー」です。そして、番組があまりにも好評だったので時間を20分早くか始めて「おはよう700(セブンオーオー)」になりました。「キャラバン2」は引き継がれ、テーマ曲は「カントリーロード」こちらも大ヒットしました。



その流れで、1980年にテーマソングとなったのが、この「白日夢」です。

ですから、当時は毎日この曲がテレビから流れていたのです。
この作品はとてもいい曲なのですが、未だにアルバム未収録のようです。


彼氏を追いかけて訪ねて来た外国の街で、彼は恋人を作っていた
というストーリーです。
そして、長かった夢が終わった主人公はサボテンとブラインドの部屋へ帰ります。


そして、「星のルージュリアン」は化粧品メーカーとのタイアップです。これもテレビCMで、たくさん放送されました。
こちらも名曲です。


何が彼女を変えさせた、艶やかなルージュ

運命だって味方なの、魅力さえ信じれば

男たちはゆきずりと噂するけど、怖いからさ、君が自由すぎて


ここで歌われているのは、ひとつの状況にとどまっていない強い女です。
ひょっとしたら、白日夢からつながっているのかもしれません。
時代の先を行き過ぎていて、ヒット曲が出ない時代のユーミンです。

そのあいだにもいい作品を発表し続けるユーミンでした。
あたかも、時間も時代も関係ないとでも言わんばかりに。

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