アルバムという名のアルバム・・・ナビゲイター

ユーミンの場合、ひとつの区切りがあると再生という形で生まれ変わります。

結婚を機に休止していたユーミンが活動を再開したのは意外と早かったのです。
松任谷由実として最初にリリースしたのは、
1977年5月発売のシングル「潮風にちぎれて/消灯飛行」
「14番目の月」が1976年11月ですので、活動休止というほどの時間間隔ではないですよね。

この「潮風にちぎれて」はあまりヒットしませんでしたが、とてもいい曲です。
松任谷由実のデビュー曲ですよね。

プロモーションはあまりありませんでした。
ここから「ユーミンにしては」苦難の時代が始まります。

いい曲を出すのにヒットしない。
時代がユーミンに追いつけなかったのです。
ただ、アルバムはヒットし続けますよ。
オリジナルアルバムのランクがベストテンから落ちたことがないのはさすがです。

続いて
1977年11月発売のシングル「遠い旅路/ナビゲイター」
「遠い旅路」はユーミン的情念の曲です。


血を吐くくらい、血を吐くくらい、名前を呼びたいの
心が軋む、心が軋んで、朽ちた舟のようなの


「ナビゲイター」は助手席ソングの決定版でしょう。
助手席の歌を語るなら、この曲は外せません。

「サイドシートにお前を感じれば、地図がなくても行ける」
と、あなたは言う

男の側から見れば、このセリフを言うということは
相当の覚悟が必要です。

おかしすぎて涙が出る、今が嘘みたい
みんな捨てて、どこでも行く、何だってやる

女の側も覚悟を決めた歌です。

これって、ひょっとして、結婚に対する決意表明でしょうか。

ユーミンは私小説作家ではないので、自分のことはあまり歌いません。
しかし、男女を逆にしてその後の二人を見てみると、
この歌詞が妙にしっくりくるのです。


この時期、意に染まないベストアルバムが出たといいます。
それが、この「アルバム」というアルバムです。
しかし、このアルバムは荒井由実と松任谷由実の両方の名義がクレジットされている
いわば架け橋的な存在です。
そして、2枚のシングルA・B面が全て入った、とってもレアな作品でもあるのです。


しかも、この作品は
ユーミンの公式ホームページに載ってはいるものの
廃盤という表記があります。

そういうわけなので、新品は手に入りませんが、
どうしてもという方は、オークションでは入手可能のようです。

クレジットはなんと:荒井由実&松任谷由実
そして、曲目は
A面
 1.遠い旅路
 2.中央フリーウェイ
 3.グッド・ラック・アンド・グッドバイ
 4.曇り空
 5.ナビゲイター
B面
 1.卒業写真
 2.海を見ていた午後
 3.潮風にちぎれて
 4.生まれた街で
 5.消灯飛行


この変則的な「アルバム」の次に、 いよいよ松任谷由実のフルアルバム登場です。

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